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技術を高める

美しいコーキングの仕上がり【18.12.28】

女性目線できめ細やかに気配り

 力強い目つきで、コーキング作業をする美名さん  「今、とっても仕事が楽しいですよ」と、笑顔で話すのは藤中美名さん(24歳・キッチン取り付け工・豊橋支部所属)です。

 組合員約12,700人の全建愛知で、女性組合員はわず350人ほど(3%未満)です。

 大多数が男性が占める建設業界で、美名さんは、男性の職人に負けずと励んでいます。そんな美名さんに注目をして、建設現場で汗を流す様子などを取材しました。
【取材日/平成30年12月3日・4日】

私がやらなければ…

 古いキッチンがあった壁のタイルはがしの作業.JPG  四姉妹の末っ子に産まれた美名さんは、大の犬好きもありトリマー(動物の毛をカット等)の道に進みたいと思い、3年間専門の学校に通いました。

 ペットショップに一年勤めましたが「家業を絶やしてはいけない」と思い、一大決心の末、ペットショップを辞め、父が営むシライ設備で父と一緒に仕事をするようになりました。

仕上げの美しさは太鼓判

 藤中美名さん  シライ設備の仕事は、個人住宅のリフォームを中心に、キッチンの取り付けをしています。

 父と一緒に仕事をして、四年目になる美名さん。父にとって、今ではいなくてはならない大切な存在であり、父の右腕として、あうんの呼吸でサポートしています。

まだまだ苦手な作業も…

 特に自信がある作業は、コーキングです。

 女性ならではの、きめ細やかなコーキングの美しい仕上げは、父に勝るほどの腕前に成長しました。夏場がコーキングするのに一番苦労します。

 気温が高いことで、コーキングが直ぐに固まってしまったり、また、太いコーキングになると、ダマができやすくなります。そのため、暑い時期は手早く正確に作業することを心掛けています。

 重要なビス止めは、どうしても怖くて、まだまだできません。「万が一、天井に吊るしてある換気フードが落ちてきたら、どうしよう」など、考えると怖くて父任せになってしまいます。

少しでも、父の助けになれたら

 目標でもあり憧れでもある父のような職人になりたい。

 時には厳しく、時には優しく接してくれる父。

 お施主さんや元請業者さん、出入りしている業者さんからも、誰からもしたわれる父。仕事に関しては、この道25年になる父です。

 「いつか父に認められる立派な職人になり、父を楽にさせたい。この仕事を続けてきて、改めて両親が頑張ってきてくれたからこそ、今の生活ができるんだ」、と思ってます。
 
 お父さん、お母さん、ありがとう。

ガンバレ美名さん 私たちも応援しています

  

父 白井利政さん

 父 白井利政さん  一緒に仕事をするお父さんは、「普段は物静かな美名ですが、四姉妹の中、一番面倒見がよく、いざ現場に入ると人が変わったように働きます。また、お互い仕事に関しては、絶対に妥協しません。お互いの考えが違えば、ケンカもしますし、時には遠慮することなく激しく言い合います。しかし、しばらくすると、さっきのケンカがウソのように、元の仲の良い親子に戻ります。美名の仕事ぶりは、まだまだ半人前です。常に人の姿、動きを見て覚えなさいと言っています。重要なビス止め等、苦手で不安な作業もありますが、日に日に責任感も出てきています。いつも、隣で美名の成長を見ています。あせることなく、一歩一歩、前進していってくれればと思います。今後の美名の活躍を期待します」と、とっても温かいエールを送っていました。

施主 柘植さん

 施主 柘植さん.  お施主さんは、「可愛らしい女の子が、男性の職人さんに混じって、もくもくと力仕事をしている姿を見て大変驚きました。彼女と少し話をしましたが、とても礼儀正しく明るい子っていうのが印象です。また、作業する彼女を見て、周囲の気配りや、男性の職人さんにない女性ならではの温かい優しさを感じました。毎日、使うキッチンですから、女性の職人さんが携わってくれると女性目線で作業してもらえ安心しますね」と、話していました。

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